京都大学教育学研究科紀要は査読付き論文誌です.査読は下記の手順で行われます.

  1. 一次査読は最低2名の査読者により行われます
  2. 条件付き採録となったものにのみ最低1名の査読者により二次査読が行われます

総合評価(一次)について

以下の査読結果が紀要編集委員会より通知されます。

  • 採録(総合評価A):このまま掲載可能です。審査者からのコメントで特に修正指示がある場合,あるいは著者自身により軽微な変更が必要であると判断される場合には,条件付き採録(総合評価B)と同様の手順に従って”完成原稿”を提出してください。なお,論文の内容の大幅な変更は認めません。(完成原稿の提出後は特段の理由がない限り、さらなる修正は認めません)
  • 条件付き採録(総合評価B):審査者からのコメントにしたがって改稿し、再提出していただきますようお願いいたします。修正が不十分であったり不適切な場合には掲載いたしません。
  • 条件付き採録(総合評価B-):大幅な修正が必要と判断されています.審査者からのコメントにしたがって改稿し、再提出していただきますようお願いいたします。修正が不十分であったり不適切な場合には掲載いたしません。
  • 不採録(総合評価C):複数の査読者、および紀要編集委員会にて掲載不可と判断されました。

修正原稿の提出手順

回答書の作成について

条件付き採録の場合,修正原稿に合わせて,回答書(改稿の方針)の提出が必要となります.
回答書の形式は問いませんが,基本的には指摘を受けた項目と,それに対する答えが明確になるように,下記を参考に作成してください.

1.審査者a先生に対する回答

■修正指示事項
1)p.4, l.10:被験者の男女別人数を示してください。
ご指摘を受け下記の追記を行いました。
p.4, l.10:(男性21名,女性17名)

2)p.6, l.2:「整数で」は「1‐100の整数で」としてはどうでしょうか?
 改稿はいたしませんでした。その理由は、質問紙自体にも単に「整数でお答えください」としか表記していないからです。

3)p.7, l.3:優位→有意
 ご指摘の通りに修正しました。
 p.7, l.21:性差は有意であった。


2.審査者b先生に対する回答

■修正指示事項
1)「大学全入」問題について論ずるのであれば、やはりマーチン・トロウの「エリート→マス→ユニバーサル」という高等教育の
発展段階説は避けて通れないであろう。序論の問題提起の部分でこの点を補っていただきたい。

【修正内容】
1ページ11行目の「・・・についての論考である」の後に、次の文を追加しました。
マーチン・トロウ(Trow, M.)は、大学進学率の増大により高等教育の内容に変質が起きるという論を立てた。すなわち、
大学進学率が同年齢層の15%を超えると、高等教育はエリート段階から大衆化したマス段階に変化する。さらに進学率が
増加し50%を超えると、マス段階から誰もが大学に行くユニバーサル段階になる。現在のわが国の高等教育は、実際上
ユニバーサル段階に到達したといってよい(トロウ, 1976)。

なお、これに対応して、文献欄に次の文献を追加しました(12ページ25行目)。
マーチン・トロウ著、天野郁夫・喜多村和之訳、『高学歴社会の大学 : エリートからマスへ』東京大学出版会(UP選書) 1976.


3.アブストラクトの英文チェックに対する回答

基本的にご指摘の通りに修正しました。ただし、“pro-social”のハイフンについては、入れないことがこの分野では慣例化
していますので、原文通りハイフンなしの“prosocial”にしました。
ハイフンなしの用例;
Farmer, T. W., & Rodkin, P. C. (1996). Antisocial and prosocial correlates of classroom 
social positions: The social network centrality perspective. Social Development, 5, 
174-188.

総合評価(二次)について

  • 採録:最終校正、業者による英文校正の後、紀要に掲載されます。
  • 不採録:複数の査読者、および紀要編集委員会にて採録条件が満たされておらず掲載不可と判断されました。